前回洗濯機の話題を掲載したところ大変好評を頂きました。 そこで今回は"洗いもの"シリーズ第2弾(笑)、食器洗浄機編をお送りいたします。

日本でも一昨年頃から食洗機を購入する家庭が増えはじめているようですので、使っている方も多いのではと思います。 こちらでは食洗機があるのが普通、というよりは食器類は食洗機で洗うことが前提になっています。 それはキッチンのシンクの大きさにも見て取れます。 我が家のシンクは縦34cm・横37cm・深14cmというサイズですが、これは小さい物ではなく普通サイズなのです。

食洗機は高さ86cm・横幅60cm、そう洗濯機と同じ大きさで、こちらもキッチンの下に入るサイズです。 日本ではシステムキッチンに最初から設置されている以外は、キッチンの空きスペースに置くタイプなので、 いかにコンパクトであるかも商品の特長の1つになっていますが、こちらは後から購入するタイプでもこの大きさです。 当然庫内も大きくて、たくさんの物を洗うことが出来ます。

洗濯機と同じサイズ 庫内はこんな感じ こちらは洗い上がり

そうなんです。日本のサイズだと皿やコップをギッシリ並べて"6人分の食器が洗えます"という写真がカタログにも載ってますが、 こちらのサイズだと食器だけでなく、料理使った鍋・フライパン・まな板(木製はダメですが)・計量スプーンやボールなどの調理器具まで、 ぜ〜んぶ一緒に入れて洗えてしまうのです。この便利さには羨ましい!! と思われる日本の奥様方も多いのではないでしょうか(笑)

65℃は結構高温です 汚れ具合に応じて洗浄時間を選択

我が家の食洗機には、仕上げの水洗いをするかしないか(ecoモードでは無し)、洗浄の際の水の温度設定(通常50℃、ボタンを押すと65℃)が付いています。 汚れ食い具合によって洗う時間も調節出来るようになっています。

左が洗剤、右がリンス剤 水を噴出しながら回転して洗浄 この中に塩を入れます、重要なんです

扉の内側に洗剤をいれる箱があります。その横には液体リンスを入れる場所があります。液体リンスを入れるとガラス製品はピカピカに洗いあがります。 庫内には回転しながら水を噴射するプロペラみたいのが付いています。この辺りは日本と同じですね。 日本の食洗機でも一部の機種には塩を入れるタイプがあるようですが、こちらでは塩が必須です。

この塩は"カルキ溶剤"、すなわち水に含まれているカルキを溶かすための物で、通常の食塩とは粒の粗さなどがちょっと違います。 洗濯機の時にもカルキ止めを入れると書いたのですが、食洗機もまたしかりで、 これを入れないと最後には食洗機そのものが使い物にならなくなってしまうのです。 ほんと、ドイツでは水に含まれるカルキへの対策が重要なのです。

我が家で使用中の洗剤 タブレットなのでセットも簡単 液体のリンス剤 これが塩です

日本でもシステムキッチンなどではキッチンに埋め込むタイプがありますが、 後付けタイプでは置き場所の問題があるのでここまで大きいのはなかなか購入できないですよね。 もっともっと食洗機が普及したら、キッチンに埋め込むタイプの統一規格なんかが出来るんでしょうかねぇ。

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