ベルリンのミッテ(Mitte)にラォシュ(Rausch)というチョコレートのお店があります。 ここのチョコレートは有名で、カーデーヴェー(KaDeWe)などの高級デパートにもお店があり、私も先月の里帰りの際に会社のお土産に買いました。 日本でも高級輸入チョコとして扱っているお店もあるようです(日本ではラウシュとなってます)。

今回、ミッテのお店に初めて行ったのですが、店内は広くてお洒落ですっかり気に入ってしまいました。 この時期は既にクリスマスシーズンに入っているのでクリスマスの飾り付けがされ、商品もクリスマス用チョコレートでいっぱいで、 見て回るだけでも楽しいです(結局、見るだけでなくて買ってしまうんですけど) 店内にはカフェもあり、そこでは暖かいチョコドリンクが飲めるんです。これがまた美味しかった!!

ミッテにあるお店です 店内はお洒落、かつ一杯のチョコ お店の一角はカフェになってます こちらがホットチョコ

お店にある案内が置かれていました。それによると、パイネ(Peine)という所に工場があり、そこには様々な展示やカフェとお店があるというんです。 その名はショコラント(Schokoland)、そのまんまの名前ですが面白そうです。 家に帰ってから調べてみると、我が家から約230km、2時間もかからずに行ける場所にあることが判明、早速行ってきました。

高速の出口から直ぐのところある工場は、外見は特に目立ったところは無いので、 ここを目指しているか入口の旗に気が付かなければ通り過してしまいそうなくらい普通でした。

旗に気が付かないと分かりません ここで美味しいチョコ製品が生まれます これはベルリンチョコのパッケージ

訪問者用の入口から中に入るとすぐにお店がありますが、まずは奥にある工場の方へ行ってみました。残念ながらこの日は日曜日だったので工場は稼動してませんでした。 平日ならばガラス越しの製品が作られていく様子を見ることが出来るんだと思います。

奥へ行くと、昔に使われていた機械や道具、生産の様子、お店のカウンターなどが展示されてました。

昔使われていた機械など こうやっていたんですね 昔のお店のカウンター、秤もあります

面白かったのがチョコレートの自動販売機です。チョコの自販機があったことも初めて知りましたが、 その自販機もなかなか洒落たものがあり、これなら今でも街中にあったら楽しいだろうと思います。是非、復活させて欲しいです!!

これはビックリ、自動販売機!! 今でも充分にお洒落ですよね。復活させて欲しい!!

ビデオ室では、カカオ豆の種類やチョコレートにする工程などの説明がちょっとしたドラマ仕立てに製作されたビデオが流されていました。 当然ドイツ語だったので喋っていることは何だかよく分かりませんでしたが、ビデオはかなり前に製作された物ようです、 ひと昔前の衣装や髪型、そしてちょっとクサい芝居に結構楽しめました(笑)。 一番奥の展示室は照明が落とされ暗い室内で、そこにはカカオ豆が採れる地方の古代の発掘物などが展示されていました。

ビデオ自体はちと古いんですけど(笑) 暗い展示室にいろいろなものが展示... こんな感じ

カカオ豆の段階からこだわっているということで、ガラス張りの部屋にカカオの木が植えてあったり(この部屋には入れませんが)、 カカオの説明や、豆が栽培されている現地の写真の展示もありました。

ガラス張りの温室にカカオの樹 カカオの生産地の様子を紹介 カカオの花 この中にカカオの実

一通り見学し終わったところでカフェで一休み。当然ホットのチョコドリンクを飲みました。 一緒に食べたチョコのケーキも美味しかったです。さすが、チョコレートで有名なお店です。

ここにもカフェがあります こちらがメニュー 美味しいケーキ、カカオが違います ここでもホットチョコ

そして最後はやはりお店でチョコレートを購入です。工場の中のお店なので、ベルリンのお店のようなお洒落な感じは全くありませんが、 店内には様々なチョコレートが売られていました。簡易包装でちょっと値引きしてあるものもあり、これはこういう場所のお店の嬉しいサービスですね。 クリスマスシーズンということで、サンタクロースの形をしたチョコや、アドベンツカレンダーも売ってました。 私たちの幾つか買いましたが、周りの人たちはこんなものではなく、かごいっぱいにチョコを詰めてレジに並んでました(笑)。

いろんなチョコが売ってます このシリーズが有名 レジが混雑する程、皆買うんです 私たちが買ったのはこれです

テーマパークのように楽しむところではありませんが、平日ならチョコが作られる工程が見られると思いますし、 一般のお店が開いていないドイツの日曜日には、ひょこっとこういう所を訪れて、 カフェで楽しみ、チョコを山のように買って帰るのも、ちょっと楽しい休日の過し方だと思います。

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