日本のアニメーション・マンガが世界的に有名であることは皆さんご存知だと思います。 宮崎駿監督作品のようなスケールの大きな映画のみならず、一般のアニメやマンガも有名です。 ベルリンでもTVで日本アニメが時々放送されています。日本語音声そのままにドイツ語字幕の場合もありますが、 ほとんどはドイツ語に吹き替えされてます。面白かったのは『ケロッコデメタン』で、ドイツ語吹き替え版では、名前が"ヨナタン"になってました(笑)。

日本のマンガパワーは凄くて、既にMangaという単語がそのままドイツ語の中で使われてるほどです。 そして今回、ライプツィッヒ書籍メッセ(Leipziger Buchmesse)で開催されたマンガコンクール2003(Manga-Talente 2003)での 受賞作品をベルリンで展示しているということだったので見に行ってきました。

日本のマンガがお手本であること、そしてその影響の大きさが良く分かります。

展示されている作品を見た瞬間に分かること、それは見ての通り、日本のマンガの影響が非常に大きいことです。 日本のマンガがお手本にされて、そこからどんどん絵やコマ割りの技術などが吸収されているようで、 賞をとった作品ばかりということもありますが、素人の目からみると、噴出しが日本語だったら日本で売られていても違和感が無いのではと思うくらいです。 もちろん、マンガはストーリーがとても大切です...でも、相変わらずドイツ語が分からない私には作品の内容は理解出来ないのでありました(スミマセン)。

ちなみに、私は週刊誌やマンガ雑誌の類は全然買わないのですが、マンガそのものは結構好きなんです。 一番のお気に入りはゴルゴ13で、日本に居た時までの分は全巻持っています。 その他で好きな作品は、銀河鉄道999(これは映画も大好きです)、天才柳沢教授の生活、沈黙の艦隊、ブラックジャック、火の鳥、動物のお医者さん、などですかねぇ。 若かりし頃(!?)はご多分に漏れず、あだち充作品も随分読みました。

横道にそれてしまいました。さて、全体的なものだけでなくて細かい部分でも"日本!?"というのを幾つか見つけました。

この娘の名前は、ユミコ ドラゴン○○○の技のような... ドイツにルーズソックスは...

しっかりと漢字で、機械的人間 香 下駄箱の名札は、"ならよ△△"? 彼女が想う彼の名は、ヒロシ

冒頭でも書きましたように、ライプツィッヒのメッセで行われたコンクールの中から受賞作品をベルリンで特別展示しているわけですが、 その展示会場は、なんとポツダム広場(Potsdamer Platz)のダイムラークライスラーセンターにある、メルセデスベンツ・ショールームです(笑)。 当然、メルセデスベンツがたくさん並んでいるわけですが、それら車の周りを取り囲む様に作品が展示されていました。

こんな風にずらっと並んでます 見に来たのは、車? マンガ? これがショールームの建物

ドイツでもプロの漫画家を目指している人たちが増えているそうです。一流の漫画家になってお金持ちになったら、やっぱりメルセデスベンツを買うのかな(笑)。

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