それは、2月のとある月曜日に届いた、一通の手紙から始まりました。

ドイツ語でタイプされたその手紙は、どうやら私のクレジットカードのことに関して何か書いてるみたいでした。 電話番号も記載している、その番号に電話する必要がありそうなんですが、相変わらずドイツ語が出来ない私が電話しても対応できないことは確実でした。 こういう時にはいつもお助けをお願いをさせていただくのが人事のＭｓ.Ｎさん(ベルリン在住でドイツ語ペラペラ)。 この時も、都合のつく時で結構なのでヘルプをお願いしました。

さて2日後、手紙の複写をお渡ししてお願いして、自分の机に戻ってきました。程なく、さっそくＮさんから電話がありました。

そうなんです、やられてしまいました。カード番号を盗まれて、2000ユーロもやられました。 ただ、今回は運良くVISAカード側でも察知したので私への請求は免れました。 というか丁度500ユーロを1日に2回、しかも2日続けてはどう考えてもおかしいですよね。それを請求してくるイギリスの会社も怪しいでよね。 もちろん、そのカードはその日のうちに利用停止のお願いをしてもらい、週末の金曜日に銀行へ行ってクレジットカードの 再発行手続きをしてきました(これがまたいろいろと大変だったんですけど、Ｎさんが一緒に行って下さったので助かりました)。

こういう場合、真っ先の思い当たるのがインターネットでの利用ですよね。私も一瞬、それが頭を過ぎりました。 最近ではインターネットでベルリンフィルのチケットとベルリン国際映画祭のチケットを取りました。 でも、まわりでも多くの人がベルリンフィルのチケットをネットで取ってますが、被害にあった話しは聞いたこと無いんですね。 そして決定的なことに、VISAは私のカード(本会員)とうちの奥さんのカード(家族会員)があるんですが、 ベルリンフィルそしてベルリン国際映画祭の両方とも、インターネットでチケット購入した際に使ったのはうちの奥さんのカード、 でも不正利用されたのは私のカード番号の方です。う〜む、ということで、この半年の私のカード利用履歴を調べてみました。 ドイツの日常生活ではEC(デビットカード)を使うことがほとんどなので、利用回数もそれほど多くありません。

インターネットで各地のホテルが予約出来るこのサービスは、一昨年の12月からずっと利用してますし、周りでも多くの人が利用してますが、 これまで何も問題になっていません。良く行く日本食レストランは考えられません。イタリアンも随分前から利用してます。 とするとです。もちろん、証拠はありません。半年よりもっともっと前に番号を盗まれていた可能性もあります。 ですから、これはあくまでも私の推測でしかありません。推測でしかないんですけど、となると、ローマか...。 皆さんはどう思われます? やっぱりインターネットだと思います?

長年クレジットカードを使っていますが、初めて被害にあいました。皆さんも十分ご注意下さい。 あと、明細は必ずチェックするようにされた方が良いですよ。カード会社も自分も気が付かなかったら、 やられっぱなしになってしまいますから。