ベルリン生活も1年以上になります。毎日の通勤、週末のお買い物、そして旅行にと車を運転する機会が日本にいたときよりも格段に多い生活です。 私は決して飛ばし屋ではないし、極めて普通に運転をしている"つもり"なんですが、それでも昨年2通ほどベルリン警察よりラブレターを頂きました(笑)。

一通目。初めて送られてきたラブレター、最初は何のことか分かりませんでした。よくよくみて、おおっとこれは違反切符じゃないかと。

ラブレターの内容はこうです。8月○日の夜19時30分あなたは△△△において7km/h超過違反をしました。 制限速度50km/hの場所を57km/hで走りました。罰金は15ユーロです。

実は知り合いの方が8km/h超過で違反切符を切られたという話しを聞いたとき、たったそれだけで切られるなんて運が悪かったんだなぁ、日本ではありえないんじゃないの!? とか言ってたんですけど、まさか自分がそれよりも低い7km/h超過で切られるとは思ってもいなかったです。 もちろん、法律上は1km/hでも超過すれば違反なのはわかってます。それはわかってますけど、ねぇ(苦笑)。

二通目。一度ラブレターを見たことがある人ならば、封を開けた瞬間にもう分かるようになります。 しかも今回のは、なんか嫌な予感がしていたためすぐに分かりました。

二通目の内容はこうです。11月○日の朝9時12分あなたは△△△において車線違反をしました。 その車線はバスおよびタクシーが走るために用意されているものです。罰金は15ユーロです。

日本の一部の都市でもありますが、こちらにはバスレーンというのがあり、決められた時間中はバスとタクシーしか走ってはいけません。 時間は場所によって様々で、例えば7時〜9時30分および16時〜18時30分、または7時〜20時、そういうのが標識に書いてあります。 そりゃバスレーンを走っちゃいけないんだから違反切符当然!! と思われるかもしれません。 でも、私だって決められた時間内はバスレーンを走らないように気をつけてますし、ましてやバスの走行を妨げたりなんかしてないんです。 じゃ、どういう状況だったかというと、こうなんです。

道路および交差点がこうなっていました。一番右側がバスレーンで交差点のところ少し手前から右折レーンという形になってます。 こういう交差点は結構あるんですよ。当然ずっとバスレーンは走らずにきたんですが、直進方向がもの凄く渋滞してて、いくら信号が変わってもほとんど動かないんですよ。 私はこの交差点を右折したかったんです。でも車は渋滞にはまったまま動かない。そこで少々手前で車線変更しました。 長さにして車5〜6台分バスレーンを走行して右折車線に到達したわけです。 そしたら、右側の路上駐車している車に隠れてパトカーが止まってたんです。いや〜な予感がしたんですよ。案の定、違反切符がきました。

ちゃんと後ろをみてバスがきてないことを確認しましたから運行妨害はしてないですよ。ずっとバスレーンを走ってたわけではなくて、 右折レーンに入りたかっただけなんですよ。もちろん、法律上は1cmでも走れば違反なのはわかってます。それはわかってますけど、ねぇ(苦笑)。

罰金は同封されている振込用紙を使って支払います。ここに自分の銀行番号・口座番号・名前を記入、サインをして銀行に持っていけば終わります。 罰金が35ユーロまでの違反は、期限内に罰金を納めれば処理が済みますが、それ以上に違反によっては点数・免停などが併せて科せられるものもあります。 例えば、『31〜40km/hの速度超過』だと罰金100ユーロ・3点減点・免停1ヶ月、 『1秒以上の赤信号点灯の場合の信号無視』では罰金125ユーロ・4点減点・免停1ヶ月、 『横断歩道での歩行者の横断を妨害』では罰金50ユーロ・4点減点、というものがあります。

そうそう、日本では多くの人が車に設置しているネズミ捕り探知機(レーダー)ですが、ドイツでは禁止されてます。 なので、お店で売っているのを見かけたこともないですね。 これを付けてるのが警察に見つかると、探知機没収・罰金75ユーロ・4点減点です。

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