明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。
また、年賀状を下さった方々、本当にありがとうございました。お礼申し上げます。お年玉くじが当たっていた場合にはご連絡いたします(笑)。

さて、皆さんはどのような年末年始を過ごされましたでしょうか。 我が家の年末年始をちょっとだけご紹介いたします。

ドイツでは年末にプファンクーヒェン(Pfannkuchen)という丸くて甘い揚げドーナッツを食べます。 年末だけ限定でというわけでもなさそうなので、日本の年越しそばのようなものですね。 昨年は全然気がつかなかったのですが、クリスマスを過ぎてから多くの店先に並び始めたので良く見てみると、 新年を迎える際に食べるものだと分かり、我が家でも31日の日に食べました。

それから年末恒例のベルリンフィルの年末コンサートを、生中継で観ました。

中はリンゴソース(左)とバニラクリーム(右) 来年こそは会場で聴きたい...

本当は実際に聴きに行くつもりだったのですが、チケットを取り損ねたんです(涙)。 ベルリンフィルへは昨年10月10日の小沢征爾さん指揮の時に聴きに行ったのですが、その素晴らしさに感動しました。 音の綺麗さというのでしょうか、力強い音でありながら澄み切った音色と表現すればよいのか、世界に名だたるベルリンフィルの凄さを実感しました。 なので年末のサイモン・ラトル(Sir Simon Rattle)指揮のこのコンサート、行きたかったんですけど(う〜残念無念!!)

そしてお次は花火です。ドイツ(に限らずヨーロッパ!?)では年末年始に花火が上がります。それも街中のいたるところで上がります。 ドイツではこの時期にのみ販売と使用が許可されているロケット花火は凄いですよ。支えの棒は長さ1mくらいありそうで、 先端のロケット部分は日本の細めの缶コーヒーくらいの大きさです。これをその辺りの路地やら公園で打ち上げまくり!! 時には斜めに飛んでくるものもあります。 (一昨年の31日の夜に車を運転していたら、数m先をロケット花火が真横に横切っていきました)。私達はそんな危険な花火をやるつもりは毛頭無くて、 買ってきたのは日本でもお馴染みの手持ちのおとなしいやつです(レストランで誕生日アイスクリームなんかに刺さっているような程度のものです)。 この花火をバルコニーでやりました。バルコニーでやって良かったのかはちょっと不安ですが(笑)。これくらいのが風情があって日本人的にはしみじみきますねぇ。 といっても夏ではなくて今は冬、気温は0度前後。身体がどんどん冷えてくるので長時間はちょっときついです。 ちなみに私達がしみじみと花火をやっている間も家の周りではロケット花火、打ち上げ花火、そして爆竹が途絶えることはありませんでした。

街中を飛び交う 我が家のは長さ15cm 風流ですが...真冬です...寒いです こちらはテレビで観るのが良いでしょ

花火を終えて暖かい部屋に戻りまして、年越し蕎麦を食べならが(蕎麦も忘れてませんよ)、 いよいよ年越しのカウントダウン!! 昨年同様テレビでブランデンブルク門からの中継を観ながら 2004年を迎えました。ブランデンブルク門の周りは凄い人です。前回もこれを観たので今回入ってみようかなぁとちょっと思ったのですが、 あまりの人の多さと異様な盛り上がり方に危険を感じてやめました(笑)。実際に行った方のお話によりますと、とにかく凄い混雑ですから、 数時間前には行ってないと会場にたどりつけないし、たどり着いた後は人が多くてそう簡単には移動出来ないので、トイレにも行けない程。 極寒の中、カウントダウンまでは飲んだり踊ったりしながらその場で数時間を過ごすんだそうです。これ聞いちゃうと、行くのはちょっと遠慮しますよ(笑)。

ドイツ式 新年お飾り 日本式 新年お飾り

日本では門松を飾りますが、ドイツでは幸運を呼ぶことで知られる四葉のクローバーを飾ります。クリスマスを過ぎてから一斉に花屋さんに並びます。 この四葉のクローバーには梯子を持った黒い人形が付いてます。これ、煙突掃除屋さんの人形なんだそうです。 我が家でもこの人形付き四葉のクローバーを飾り、同時に純日本的な飾りもしました。はい、日本人ですから。

元旦は遅めの起床。もともと早起きが苦手だし休みの日は遅い起床になりがちですが、この朝寝坊の最大の理由は、 寝ようと思ってもうるさくてなかなか寝られなかったことです。 朝の3時過ぎてもまだ家の周りでロケット花火の飛ぶ音や爆竹の音が鳴り響いてるんですから!! 年に1回のことなのでしょうがないんですけどね。 で、朝昼兼用でお雑煮を食べ、夕方からは新年のコンサートを聴きに出かけました。

ベルリンにはスターツオパー(Staatsoper)、ドイチェ・オパー(Deutsche Oper)、コミッシェ・オパー(Komische Oper)の3つ大きなオペラハウスがあります。 今回行ったのはコミッシェ・オパーですが、オペラではなくてコミッシェ・オパーの楽団による元旦の新年コンサートです。

古典的で豪華な雰囲気 バルコニー席、まさにオペラハウス 親しみやすい雰囲気のコンサートでした

ドイチェ・オパーへはオペラを観に2度行ったことがあるのですが、内装は至って普通で、いわば普通のホールです。 一方、コミッシェ・オパーは建物の外見は普通のビルですが、中は映画やテレビで出てくるような典型的なオペラハウスです。 ここは旧東ドイツが1947年にオペラの殿堂として建築したもので、豪華な客席とクラッシックな雰囲気が特徴なのです。 2階・3階にはバルコニー席があり、映画で出てくるオペラハウスってこれこれ!!っていう内装なんですね。 ここではオペラだけでなく今回のようなコンサートをはじめ、バレエなども上演されます。 この日の演奏曲はヨハンシュトラウスやバーンスタインなどでした。全体的にテンポの良い曲そして聴いたことのある曲が多く、非常に楽しかったです。

と、こんな感じで我が家の2004年は始まりました。

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