陶器祭りで訪れたドメーネダーレム(Domaene Dahlem)で、 今回は中世祭りが催されているというので、早速行ってきました。

このところぐずついた天気と低い気温が続いていたのですが、この日は久々に快晴で気温も日向にいたら暑いくらいに上昇しました。 そのせいもあってか、みんなわんさと出かけてきたようで、入り口のところで既に列が出来ていました。 さらに中に入ってみたら、ものすごい人出です。陶器祭りのときよりもはるかに混んでいました。

入り口で既に行列が ものすごい人出 久々に晴れたせいもあるかも

中世祭りというだけあって、中に入ると中世の格好をした人がいました。もちろんこの人たちは、ただ単に歩いているだけではなくて、 ステージで演奏したり、劇をやったり、ジャグリングを披露したりして、祭りを盛り上げます。 生卵ジャグリングはなかなか面白かったです。

中世の格好をした人が こちら中世の立ち話!? 生卵でジャグリング 観客参加の劇のようでした

まず、観客3人にそれぞれ生卵を渡し、1人ずつ順番にぽ〜んと投げてもらいます。 最初の2個までは左右の手で受取って、3つ目が投げれて受取る瞬間からジャグリングが始まるわけです。 ジャグリングをしながら、大変だから返すよ!?みたいな動作を投げてくれた観客にしたりして面白かったです。

鍛冶屋さんは大変そうでした。足でふいごを踏んで火を起こしてるんです。ちょうどダイエット器具で、 ステッパーとかいうその場で足踏みをするやつと同じ動作です。この日は快晴で気温も高かったので、 汗だくになってやってました。

ふいごを踏みながらの鍛冶屋 石に色々な彫り物をしてます 必ずかご屋はいますね(笑)

石に中世の紋章のような図柄を彫って売っているお店もありました。希望すれば自分の名前などもあわせて彫ってもらえるようでしたので、 家の表札などにも使えそうですね。といっても、こちらでは表札をほとんど見ませんけど(笑)。そしてマルクトといえば必ず出店しているのが かご屋ですね。もちろんこの日も店が出ていました。ドイツにはかご職人がたくさんいるんでしょうかねぇ(笑)。

大勢の大人と子供が話しを聞き入っているものもありました。多分、ドイツかこの地方に伝わる昔話か何かを話しているんだと思います。 ドイツ語ですから私には分かりませんでした(いまだ進歩なし)。日本ではお祭りや遊園地なので射的を見かけますが、ここでは弓矢が出ていました。 的に向かって子供たちが必死にやっていました。もちろん、無料ですし真中を射抜いたところでぬいぐるみがもらえるわけではありませんが、 たくさん子供たちが列を作って並んでました。私もちょっとやってみたかったんですが、さすがにその列にならぶのはと、あきらめました。

子供も大人も聞き入ってます 弓矢。ちょっとやってみたかったなぁ(笑) 祭りとは関係なく動物は人気です

お祭りとは関係なくドメーネダーレムには鶏がいて、柵の前に餌の自動販売機があるんです。 子供たちが餌を買ってもらって、鶏にあげていました。小動物や鳥などは万国共通で人気があるのでしょう。 事実、ここの鶏はえらく太ってました(笑)。

ビール&ソーセージで休憩している人もたくさんいて、テーブルのある日陰の休憩所はずいぶんと混んでいました。 ドイツ人は朝でも昼でも夕方でも、ビールやワインとソーセージを味わっています。祭りに限らず、観光地であっても、 そして地元のショッピングセンターであっても、同じです。 私達はまだそこまでドイツ化してないので(笑)、炭酸リンゴジュースとリンゴ・ドーナツのようなものを食べました。

日陰のテーブル席も混みこみ こちらが揚げている人 リンゴをドーナツ生地みたいので包んで

生のリンゴにドーナツ生地のようなものをつけて油で揚げます。意外に脂っこさがなく、リンゴの自然な甘さと香で美味しかったです。

ほんと、ここは一年を通していろいろな祭りをやっているようで、次は籐作家の展示・即売、 そして取れたての新ジャガの試食・販売がある『ジャガイモと籐祭り』だそうです。ジャガイモと藤かぁ。 時間があれば行ってみよう...かな...。

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