シュパーゲルの季節がやってきました。
シュパーゲル(Spargel)とは、ホワイトアスパラのことです。 シュパーゲルそのものは、この季節以外でもスーパーマーケットで売られているのですが、 ベルリンに住んでいる人が楽しみにしているのは、この季節にのみ公式出荷されるベーリッツ(Beelitz)産のものです。
ベーリッツはベルリン郊外にある村で、そこはシュパーゲルの栽培に適していて、非常に良質のものがとれるそうで、 この時期のみに公式出荷されます。今年は4月25日に公式出荷が始まり、6月24日までが季節のようです。 シュパーゲルの季節がやってくると、レストランのメニューもとたんに"シュパーゲルメニュー"が登場します。 シュパーゲルがメインの料理は勿論、他の料理の付けあわせにもなって出てくるんです。とあるイタリアンのお店では、 チーズのリゾットにまで入ってました(笑)。
そう、このシュパーゲルの季節がやってきたのです。
会社の近くのアルカーデン(ARKARDEN)というショッピングセンターへよく昼食に行くのですが、 今日、早速その出荷されたシュパーゲルが1階の真ん中で華々しく販売されてました。 季節限定ですからね、とりあえず購入してみました。もちろん、ベーリッツ産のものですよ!!
太さ1.5〜2cm、長さ20〜24cm、16本、計815g |
野菜嫌いでどうせ食べられないくせに買ったのか、とお嘆きの貴兄。はい、そうなんです。 皆様ご承知通りの野菜嫌いの私なんですが、な〜んか限定物に弱くて、買ってしまいました。
でも、実はですね、せっかくだから頑張って味見してみようと思って買ったんですよ。 野菜嫌いであってもシュパーゲルは食べるお子さんもいらっしゃるということなので。
調理方法はいたってシンプル。皮をむいて、1つまみの砂糖をお湯にいれ20分ほど茹で、 シュパーゲル用ソースをかけて出来上がりです。
茹で上がったシュパーゲル |
食べてみたところ、癖がなく強い匂いもないので、私にも十分食べられました。しっかり皮をむいて茹でたので、 渋みも筋っぽさもありませんでいた。想像していたよりずっと食べやすかったです。 ベーリッツ産シュパーゲルは、私の中ではしっかり食べられる野菜と分類されました。
と言っても、レストランで私が自ら注文することはないと思います、きっと。
[ちょっとひとこと]
これではシュパーゲルの美味しさが全然伝わらないですよね!!
このシュパーゲルは、日本にある缶詰のホワイトアスパラとは全く違います。
ほんのり甘みがあり、瑞々しくて、本当に凄く美味しいです。
美味しく食べるコツは、かなり大胆に皮を厚くむいて茹でることです。(from M)