今回はがらくた市(Troedelmarkt)のご紹介です。 フリーマーケットは日本でも既に珍しいものではありませんよね。ベルリンでも多くの場所でフリーマーケットが開催されてますが、 その中でも、正面切って"がらくた(Troedel) 市(markt)"と謳っているのが、 毎週土・日曜日に6月17日通り(Strasse des 17. Juni)で開催されているものです。フリーマーケットではありません(笑)。

『がらくた市』の旗 さすが、すごい人出です ビールやソーセージ、重要なんです(笑)

この市は、とにかく混んでます。特に日曜日は一般のお店はお休みですから、こういうイベントにたくさんの人が訪れます。 いろいろ見て歩いて、あとは大好きなビールを飲んだり、ソーセージを食べたり、アイスを食べたり、そういうのも楽しみなんです。 もちろん、気に入ったもや掘り出し物が見つかったりするかも知れませから、しっかりお店を見て周ります。

で、実際にどんな感じのお店が出ているのかご紹介しましょう。

がらくた市とは言っても、がらくただけが売りに出されているわけではなくて、ちゃんとした魅力的な品物も売られています。

巨大な色鉛筆、ちゃんと描けます カラフルなローソクです 木で造ったキノコの置物

手作りの作品も結構売られていて、絵、木工作品、ローソクやテキスタイルなどなど。 作り手の"水準"や"センス"がそのまま現れていて楽しいです。値段も数ユーロで売っているものから数百ユーロするものまで様々です。

Tシャツ、トレーナー、市の定番ですね こちらは鞄専門のようです 古い家具がたくさん

この手の市の定番とも言える洋服や家具、鞄、靴、ベルト、装飾品などもあります。衣類は新品から古着までいろいろです。 装飾品や家具はアンティークな物も、アンティーックっぽい物もあり、この辺りは買い手の目利きが重要になりますね(笑)。

額入りの絵、価値はいかほど ナイフや蚤などの道具がたくさん ベルリンの壁!? 本物かどうかは...

価値があるのか無いのか分からない物の代表は額入りの絵でしょう。絵も額も古そうに見えるのですが、どの程度の価値なのか素人には全く分かりません。 まぁ、直射日光がガンガン当たっているわけで、価値ある絵ならそんな売り方はされてないでしょうね。 でも、もしかしたらそういうのに紛れてお宝が並んでいるかもしれません(笑)。そうそう、ベルリンの壁も売られてました。 本当にあの"壁"かどうかは分かりません。

コインコレクターは多いのです 誰が買うのか、何処に飾るのか 高さは人の背丈程、でかいです

ユーロコインを集めているのは私だけではありません(笑)。ドイツ以外のコインのセットがたくさん並んでいました。 やはり、ルクセンブルクなどは現地にいっても市中ではなかなか手に入らない代物ですから、 こういう形でコレクションに加える人も多いのではと思います。 他の変り物としては、アフリカン(!?)なお面やら置物などのお店、等身大の牛の置き物などもありました。

さて本当に"がらくた"も売ってます。コンセントやら使えるかどうかわからないラジオやら時計やら、 そういう物を売っている店もたくさんあるんです。

お世辞にも綺麗とは言えない品物ですが ドアノブのお店は結構見かけます これも"売り物"なんです、本当に

薄汚れたスプーンやフォークとか、本当に買う人がいるの!?と思ってしまいます。 歯医者さんが使うような器具を売ってる店もありました。素人が買っても使い道ないだろうになぁ。 それから何故かドアノブを売ってる店が多いのです。ドイツ人はこういうところで古いけど気に入ったドアノブなどの部品を買って、 自分で家で取り付けたりするんだそうです。もちろんアンティークで見た目も立派な物もあるんですが、 半分錆びている物、さらには全部錆びちゃっている部品なんかも売ってたりします。う〜む、まさにがらくた市です(笑)。

そんながらくた市に、これまでに2度足を運びました。その中で最も気に入ったのは、石にボルトと針金などを付けて造った置物です。

愛嬌があり、玄関に置くのに良いでしょ

材料も素朴で造りも簡単ですが、まさにアイデアとオリジナリティで造ったものですね。 ただ、前に来た時はあったのですが、今回はもう出展されてませんでした。残念。 気に入った物があったら即購入、これもがらくた市では大切なことのようです。

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